2022年も残り半年となりました。
4月~6月の学習内容を振り返りました。
この3か月は以下の学習を中心に行いました。
1.専門分野の勉強
2.日本語明細書の多読
3.翻訳技術の習得
4.請求項翻訳
1.専門分野の勉強
5月の連休を含め、会社の休みが多めにとれたのを利用して専門書や入門書を読みました。
『初めての半導体リソグラフィ技術』
『よくわかる有機化学の基本と仕組み』
『プログラマーのためのコンピュータ入門』
『これだけ!生化学』
半導体技術は多くの分野にまたがる微細加工技術が数多く含まれており、基本を押さえておきたい領域です。
『初めての』シリーズをこれで三冊読みました。空き時間を利用してYouTube動画などで理解を深めるようにしました。
有機化学の反応機構の概略を学んでから、まだ理解が浅いと感じていた大学のレジュメ資料をもう一度読みました。化学系の明細書を読むときに必要な基礎知識を固めるのが目的です。
これまで生物分野の勉強が疎かになっていました。化学・バイオの切り口で拡げていけるように、入門書を読んでいく予定です。
2.日本語明細書の多読
複雑な機械図面を含む日本語の明細書を10件、図面の図解を行い、明細書の内容をXマインドにまとめながら読み込みました。
明細書の本質を素早く見抜く力をつけるためには、これからも特定の分野の多読を集中的に行う必要性があると感じています。
3.翻訳技術の習得
『翻訳の定石と布石』に集中して取り組みました。
明細書の内容理解をしたうえで、適切な日本語表現で訳文を作成するための運用力を身につけることが目的です。
学んだことを実践的な翻訳練習で定着させていきます。
4.請求項翻訳
複雑な構成を伴う請求項を選び、2日で1件のペースで請求項翻訳を行いました(現在進行中)。
関連特許(日本語)、関連特許(英文)、企業サイト情報に目を通して、
用語の使い方と周辺情報を得てから対象となる特許明細書(英語)を読み、
請求項だけを翻訳して対訳と比較しました。
明細書の理解と関連情報の調査をスピード感をもって行えなければ、質の高い自力翻訳につなげることは難しい。
これが初めてのトライアルで実感したことでした。
現在自分に欠けている部分を強化するために上記の2~4を行いました。
そのために、対訳収集・用語集の整備へと移行することができませんでしたが、
まずは必要なことを続けて一歩ずつ階段を上がっていきたいと思います。
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