『統計学図鑑』(栗原伸一・丸山敦史/共著)を使って統計学について学びました。
分散と標準偏差について多少の理解があるというレベルだったので、イラストが多く使われていて分かりやすく、なおかつ網羅性の高い本を選択しました。
確率分布の種類、推計統計学、信頼区間へと説明と数式を追いながら読み、ノートをとっていきましたが、自分の中でストーリーがつながっていかないと感じました。
そこで『統計検定を理解せずに使っている人のために』を読んでから『統計学図鑑』へ戻るなどして、ストーリーの把握に努めました。
母集団と標本の違い、母集団を推定するための自由度を使った不偏標準偏差という考え方が最初の関門でした。次に検定が対象とする主たる分布が「平均の分布」であるということ。
この平均の分布が正規分布に従い、これを標準化することで平均の分布の比較が可能となる。
母平均を推定するために不偏標準偏差を計算式に使うと正規分布に似たt分布が得られる。
ここまで分かったことで、信頼区間、仮説検定、多重比較、ノンパラメトリック検定など読み進めることが出来ました。
多重比較以降は、説明も数式も難解でまだすっきりとはいきませんが、統計学の基礎を理解する段階として一通りの重要概念に触れることができました。
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