7月前半は実践を意識した翻訳練習を続け、後半は専門分野を補充するために入門書の読み込みを行いました。
まず先月から継続している機械系明細書の請求項翻訳練習を4件行いました。
以前は複雑な構造の請求項を前にして困ったなと感じながら翻訳を行い、その結果
自分の訳文に自信が持てないままということがありました。
約1か月集中して取り組んできたおかげで、請求項に求められる形式で正確に翻訳するアプローチが定着してきたと感じます。
続いて化学系の明細書5件(防錆防食、石油化学、銅精錬、セラミック製造、有機合成)に取り組みました。
さまざまな製造技術や専門用語を身につけるため、工業触媒、セラミック製造、焼結、その他の資料を読んでから請求項や要約部分を選んで翻訳しました。
8月中旬以降は明細書全体の翻訳練習、用語集作成などに使いたいと考えているので、7月後半からは読みたいと思っていた入門書を読むことに時間を使いました。
生物・バイオ分野では、『田部の生物基礎を始めからていねいに』に続けて、『忙しい人のための代謝学』を読みました。次に電気化学分野の『電池がわかる電気化学入門』。電気化学の理論的な説明は複雑な数式も多く集中力が必要でしたが、著者のストーリー展開を自分なりにトレースする努力をして読み進めました。
異なる分野ですが、石油化学では触媒を使った脱炭素によってエチレンなどの石油基礎製品を製造し、代謝ではTCA回路で炭化水素から水素を奪うことでエネルギー生成のしくみを動かし、電気化学でも酸化還元によって電子の流れを生み出します。化学の基本的な概念がいろんな場面で登場してきました。
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