トライアルにしろ実ジョブにしろ、全体の制限時間の中で訳出と段取り、校正をする必要があります。校正のための知識やツールを、使ったことがあるという状態から、直ちに適切なものが使える状態にしなければ、その他の時間が犠牲になります。
これまでの経験で、訳出の速度は練習を積み重ねることでしか上がらないと実感しています。
10月以降はメディカル機器関連の明細書を選んで公開訳やAI翻訳も参考にしながら翻訳練習をしています。
一方校正作業ですが、対象となる明細書や求められるスタイルガイドに対応して適切に組み合わせて使えているかを再点検すると、不十分な点が多くあることが分かりました。
例えば、JustRightは、送りがな、アラビア数字、活用語尾、複合語、カタカナ(長音)をチェックしてくれますが、それが本則を基準としているのか例外や許容を含んでいるのかを把握していませんでした。
そこで、JTFスタイルガイドや内閣告示の用例を、設定を変えて(共同通信記者、特許1、公用文など)チェックして比較表を作成しました。
また、エクセル、ワード、秀丸などを使って用語の変換をしますが、上記のチェック項目に合わせて置換テーブル、マクロを整備しました。
これからも、用語抽出など他のツールの活用を含めて、全体の効率化のための改善を続けていきます。
コメントを残す