酸と塩基に続いて定義が歴史的に変遷・展開した重要な概念です。
多義的な意味を正確に理解することを心がけて勉強しました。
酸化と還元は有機化学のアルデヒドの性質(還元性)で一度ノートを整理しました。
その時は電子に着目する考え方に慣れておらず理解が不十分なままでした。
酸化 | 還元 | |
酸素 | 得る | 失う |
水素 | 失う | 得る |
電子 | 失う | 得る |
酸化数 | 増加 | 減少 |
今回は、電子の増減と酸化数に着目するとすっきりと理解できた気がしたのですが、酸素と水素が邪魔をして頭の中の混乱が続くので、自分の記憶に残りやすいように言葉で整理してみました。
・還元剤は相手を還元する化合物です。
・相手を還元するとともに自らは酸化されます。
・そこで起こる酸化反応は、電子を生成する反応です。
・酸化された還元剤は電子を(生成して)失います。
・酸化剤は相手を酸化する化合物です。
・相手を酸化するとともに自らは還元されます。
・そこで起こる還元反応は、電子を消費する反応です。
・還元された酸化剤は電子を得ます(消費します)。
酸化剤と還元剤の反応前後の化学式から始まって、半反応式、イオン反応式、化学反応式を求める例題は骨が折れましたが、「化学」をやっているという気持ちになりました。
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